価格を集計し、変動を「天気マーク」で表示
株式会社東京カンテイは、2018年11月28日、2018年10月度の『中古マンション価格天気図』を発表した。
この『中古マンション価格天気図』は、全国のファミリータイプ中古マンション流通事例価格を、月ごとに集計し、その価格変動を「天気マーク」で表示したもの。
10月度は全国的に弱含みの傾向が見られる
今回発表された2018年10月度の『中古マンション価格天気図』によると、本年10月は「晴」が18から12地域に減少した。前月まで12ヵ月続いた「晴」の最多状況は、ストップした形となる。「雨」は6地域から9地域に増加し、「薄日」は10地域から13地域に増加して最多となった。
全国で「天候」が改善したのは、5地域から4地域に減少。横ばいも、30地域から23地域に減少した。一方、悪化は12地域から20地域に急増し、前月比価格が下落した地域数も21から35地域に大幅に増加している。
こうした結果から東京カンテイは、10月度は全国的に弱含みの傾向が見られると考察。特に、東北地方と北陸・甲信越地方、そして九州地方では、「天候」の悪化地域が増加したと分析している。
首都圏も、やはり全域で弱含みの傾向
首都圏についても、やはり全域で弱含みの傾向が見られ、東京都は「晴」から「薄日」に転落。これまで全国の価格動向を牽引してきた三大都市圏と地方中枢4都市で、マイナスに振れる変化が見られると、東京カンテイは考察。そのため、今後のトレンドに注視する必要があると、指摘している。
(画像はプレスリリースより)
2018年10月度 中古マンション価格天気図 - 株式会社東京カンテイ
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