主要都市圏・主要都市別で発表
株式会社東京カンテイは、2019年1月10日、2018年12月における主要都市圏・主要都市別の中古木造一戸建て住宅平均価格を発表した。
この平均価格は、敷地面積が100~300平米かつ最寄り駅から徒歩30分以内などの条件を満たす物件を対象として、集計・算出されたもの。月別推移と併せて発表されている。
東京都、5ヵ月連続の上昇をマーク
2018年12月における首都圏の中古一戸建て住宅価格は、3618万円となった。前月比ではプラス0.9%となり、上昇へ転じた形となっている。
都県別に見た場合、東京都はプラス1.8%の5793万円となり、5ヵ月連続の上昇をマーク。千葉県もプラス2.1%の2168万円で連続上昇を示し、埼玉県はプラス5.2%の2475万円で上昇へ転じた。神奈川県は、マイナス1.0%の3816万円となり、連続下落となっている。
東京カンテイは、前月弱含んだ埼玉県が大きく回復したのに加えて、千葉県の連続上昇および東京都の反転上昇に着目。首都圏は全体的として安定基調と考察している。
福岡県、前年同月比プラス24.4%もの上昇
近畿圏の中古木造一戸建て住宅平均価格は、2537万円となった。前月比ではマイナス4.3%となり、3ヵ月ぶりに下落に転じている。いずれの府県も明確に下落傾向を示しており、特に大阪府は2ヵ月連続の下落により価格水準も2018年7月の頃に戻る形となった。
中部圏は、プラス7.5%の2337万円をマークし、3ヵ月ぶりに上昇。愛知県も、プラス14.7%の3044万円となり、大きな反転上昇を示している。
福岡県は、プラス8.0%の2179万円となり、4ヵ月連続で上昇。前年同月比に至っては、プラス24.4%もの上昇を示している。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 12月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatecyuko201812.pdf