2018年における中古マンションの価格推移
株式会社東京カンテイは、2019年1月24日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格推移(2018年・年間版)』を発表した。
同社は、『三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格推移』を毎月発表しており、今回のリリースはその年間版。2018年における中古マンションの価格推移を分析している。
頭打ち感が年々強まっている東京23区
2018年における中古マンション価格の推移について、東京カンテイはまず、首都圏での上昇鈍化を挙げる。首都圏の2018年中古マンション平均価格は、前年比プラス1.7%となる61万円の上昇をマーク。しかし、上昇度合いは明らかに鈍化し、上値も重くなったと考察している。
首都圏内の主要都市については、東京23区が6年連続のプラスをマークした。しかしここ数年は、一般購入層のみならず富裕層の間でさえ同エリアの価格高騰が意識され始めたと、東京カンテイは指摘。警戒感から、2015年~2016年と比較して頭打ち感が年々強まっていると、考察している。
コンスタントな価格上昇が続く大阪府と愛知県
近畿圏および中部圏については、旺盛な実需・投資ニーズを背景とするコンスタントな価格上昇が、大阪府や愛知県にて維持されていると指摘。大阪市では、観光産業や投資マネー流入などに後押しされ、上昇率が拡大した。名古屋市についても、自動車産業の好業績やリニア開業の影響を受け価格上昇が続いている点に、着目している。
(画像はプレスリリースより)
三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格推移(18年・年間版) - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/c2018.pdf