ニーズ高まる「リ・バース60」
住宅金融支援機構は2月26日、リバースモーゲージ型住宅ローン「リ・バース60」の、平成30年10月~12月分の利用実績等を公表した。
「リ・バース60」は満60歳以上を対象とした、自宅を担保とするリバースモーゲージ型の住宅ローンである。月々の返済は利息のみで、利用者が死亡後に相続人が残債分を一括返済できない場合、その物件を売却するなどして完済するのが特徴だ。
報告によると、10月~12月における「リ・バース60」の申請戸数は152戸。前年同期の29戸に比べて257.6%と、大幅に増加している。取扱金融機関数も、前年同期から16機関増加の49機関となった。
平均年齢が70歳、平均年収が345万円
「リ・バース60」を申し込んだ人の属性をみてみると、平均年齢が70歳、平均年収が345万円となっている。また60%が「年金受給者」で、「会社員」は12%、「個人経営」が10%となっている。
使用用途では、「戸建て新築」が50%と最も多く、次いで「新築マンション購入」の24%、「戸建リフォーム」の13%と続いた。
また、「リ・バース60」を申請するとする主な理由として「住宅が古い」(53%)、「住み替え」(18%)、「借換え」(9%)などが挙げられている。
(画像はプレスリリースより)
独立行政法人 住宅金融支援機構のプレスリリース
https://www.jhf.go.jp/files/400349179.pdf