「売り希望価格」を行政区単位に集計・算出
東京カンテイは、2019年3月19日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移』の2019年2月版を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の「売り希望価格」を行政区単位に集計・算出し、70平米に換算したもの。
首都圏全域では概ね横ばい~強含みの状況
今回の発表によると、2019年2月の首都圏における中古マンション価格は、3725万円となった。前月比ではプラス0.4%となり、小幅ながら再び上昇を見せている。
都県別で見た場合、東京都は前月日プラス0.3%の4955万円となり、小幅な上昇をマーク。千葉県でもプラス0.4%の2048万円と再上昇を果たし、前々月の水準を上回った。一方、神奈川県はプラス0.1%の2907万円、埼玉県は横ばいの2291万円となり、2018年12月の水準を下回る状況が続いている。
この結果について東京カンテイは、首都圏全域では概ね横ばい~強含みの状況であると判断。また東京都心部では、高値圏でジリ高の様相を呈しているとも考察している。
最高値を更新した大阪、僅かな変動に留まった愛知
2019年2月の近畿圏における中古マンション価格は、前月比プラス0.3%の2268万円となった。府県別では、大阪府がプラス0.4%の2477万円となり、直近での最高値を更新。兵庫県も、プラス0.8%の1946万円と上昇している。
中部圏は、前月比プラス0.2%の1,935万円となった。愛知県はマイナス0.3%の2092万円であり、他の都市圏と同様に僅かな変動に留まっている。
(画像はプレスリリースより)
三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移 2月 - 東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/c201902.pdf