主要都市圏・主要都市別の月別推移
株式会社東京カンテイは、2019年3月7日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』2019年2月版を発表した。
ここでの「価格」は、敷地面積100~300平米で最寄り駅から徒歩30分以内といった条件を満たす木造物件を対象として、算出されたもの。
東京都の連続上昇と千葉県の反転上昇
2019年2月の首都圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、4100万円となった。前月比はプラス0.2%となり、僅かながら3ヵ月ぶりに反転上昇を示している。
都県別に見た場合、東京都は前月比プラス0.4%の5026万円となり、2ヵ月連続の上昇をマーク。千葉県もプラス0.8%の3133万円となり、3ヵ月ぶりに上昇へ転じた。神奈川県は、横ばい推移の4,284万円となり、価格水準を維持。埼玉県はマイナス1.0%の3451万円で、下落へ転じている。
東京カンテイは、東京都の連続上昇と千葉県の反転上昇に注目しつつも、首都圏全体的では明確に上昇トレンドへ変化したとは言えないと考察している。
下落へ転じた近畿圏
近畿圏の平均価格は前月比マイナス0.3%の3069万円となり、下落へ転じた。しかし府県別に見ると、大阪府がプラス0.3%の3350万円、京都府はプラス0.5%の3408万円となり、共に上昇をマーク。高額エリアの分譲戸数が減少したため、全体の平均価格が下落したと、東京カンテイは考察している。
中部圏の平均価格は、前月比マイナス0.8%の2991万円となり、連続下落を示した。愛知県の平均価格も、マイナス0.8%の3185万円となり、2ヵ月連続で下落している。
福岡県の平均価格は、前月比プラス0.1%の2979万円となり、2ヵ月連続の上昇をマークしている。
(画像はプレスリリースより)
要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 2月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatesintiku201902.pdf