売り希望価格から平均坪単価を駅ごとに算出
株式会社東京カンテイは、2019年4月16日、東武野田線の大宮駅~江戸川台駅間における駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、駅ごとの平均坪単価として算出されたもの。「現状価格」の集計は、2018年10月から12月までの3ヵ月間に行われている。
最高値をマークしたのは、大宮駅
東京カンテイの発表によると、大宮駅から船橋駅に至る東武野田線全線における中古マンションの平均価格は、104万円となった。前年と比べると、価格で3万円、割合で2.4%の上昇を果たしている。
同線の大宮駅~江戸川台駅間において、最高値をマークしたのは、ターミナル駅である大宮駅の137万円。前年比では3%台の下落となったが、2年前の水準で押しとどまっており、また事例数も活発な動きを見せた。同駅について東京カンテイは、都心アクセスの良さに加えて駅前再開発が進んだことで、「住みたい街」として近年注目を集めている点を指摘している。
総じて上昇下落の幅が大きい東武野田線
東京カンテイはまた、岩槻駅が前期の2桁減少から3%台の上昇に転じた点に注目。さらに、春日部駅エリアで緩やかな下落が続いている点にも着目している。
2014年4月から「東武アーバンパークライン」の愛称名が付けられた東武野田線は、複数路線の乗り入れ駅を除けば、事例数が30件以下の駅が多い。そのため、総じて上昇下落の幅が大きいことを、同社は指摘している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格 / 東武野田線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/590