売り希望価格をもとに「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2019年5月7日、JR常磐線の上野駅~松戸駅間における駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに算出されたもの。なお「現状価格」については、2019年1月から2019年3月までの3ヵ月間に集計が行われている。
最高値は、上野駅の284万円
JR常磐線全線(上野駅~取手駅)における中古マンションの坪当たり平均価格は、141万円となった。1年前に比べると、価格で6万円、割合では4.3%、それぞれ上昇している。事例数は、前年より137件増加して3392件をマーク。平均築年数は、1年前の22.5年から24.2年となった。
今回発表された上野駅~松戸駅間において最高値をマークしたのは、上野駅の284万円。同駅エリアについて東京カンテイは、2%台の上昇を維持した点を指摘し、堅調であると評価している。
また同社は、掲載区間において築10年~20年台前半が多い点にも着目。綾瀬駅と金町駅以外の各駅で、築年数の上積みが進んだ点も指摘している。
上昇基調を示した日暮里駅
今回の掲載区間では、日暮里駅が上昇基調を示した。同駅エリアの平均坪単価は263万円となり、2年前から27万円の上昇をマーク。平均専有面積も、拡大傾向となっている。
綾瀬駅もまた、2年連続で2桁上昇を果たした。平均坪単価も164万円となり、2年前から33万円の上昇を示している。
東京カンテイはさらに、金町駅に着目。ファミリー向けを中心として、取引件数が活発化してる点を指摘している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/JR常磐線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/596