データベースに登録された価格をもとに算出
株式会社東京カンテイは、2019年5月21日、JR総武線の三鷹駅~信濃町駅間における駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに算出されたもの。「現状価格」については、2019年1月から3月までの3ヵ月間に、集計が行われている。
2桁の上昇を達成した千駄ヶ谷駅エリア
東京カンテイの発表によると、JR総武線全線(三鷹駅~千葉駅)における中古マンションの坪当たり平均価格は、205万円となった。前年度と比べた場合、価格で1万円、割合で0.7%の上昇を果たしている。
三鷹駅~信濃町駅間において最高値をマークしたのは、397万円の千駄ヶ谷駅。同駅エリアは、今期も2桁の上昇を達成した。しかし東京カンテイは同時に、同駅エリアは事例数が54件と少ないため、個別事例による変動が大きい点も指摘している。
上昇幅を拡大している中野駅
東京カンテイは、中野駅の好調ぶりに着目する。駅南口の大規模再開発が始動し、2022年12月の竣工を目指す同駅エリアは、平均坪単価は290万円をマーク。下落に転じる周辺駅とは対照的に、上昇幅を拡大している。
同路線で取引事例数最多を誇る三鷹駅は、4%下落して平均坪単価は217万円となった。取引事例数も今期は減少しているが、しかし500件台後半は維持している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格 / JR総武線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/603