首都圏・中古マンション価格4か月連続で上昇-東日本レインズ調べ

東日本不動産流通機構（東日本レインズ）は5月15日、2019年4月度の「月例マーケットウオッチ」を発表した。

これによると2019年4月の首都圏における中古マンションの成約件数は、前年同月比6.3％増の3440件。4か月連続で前年同月を上回り、4月とし
ては1990年5月の東日本レインズ発足以降、最高を記録した。

成約平米単価は、2.4％上昇の53万2900円。成約価格も1.0％上昇の、3399万円。どちらも3か月連続での前年同月を上回った。

地域別の成約件数は「神奈川県他」を除く各地域が前年比で増加し、「横浜・川崎市」は7か月連続、「千葉県」は6か月連続で前年同月を上回っている。

成約平米単価は「横浜・川崎市」、「千葉県」を除く各地域が前年比で上昇。「埼玉県」は11か月連続、「神奈川県他」は5か月連続で前年同月を
上回った。

4月の首都圏における中古戸建住宅の成約件数は、前年同月比6.6％増の1173件。6か月連続で前年同月を上回っている。成約価格は0.4％上昇の、3111万円。ほぼ横ばいではあるものの、4か月ぶりに前年同月を上回った。しかしながら前月比では3か月ぶりの下落となっている。

地域別の成約件数は「多摩」と「神奈川県他」を除く各地域が前年比で増加しており、「東京都区部」と「埼玉県」は2ケタ増となった。

成約価格は「横浜・川崎市」と「埼玉県」が前年比で上昇し、「横浜・川崎市」は3か月ぶり、「埼玉県」は3か月連続で前年同月を上回っている。




月例マーケットウオッチ：2019年4月度 - 公益財団法人　東日本不動産流通機構
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/mw/mw_201904_summary.pdf