平均価格の算出と価格の推移分析
株式会社東京カンテイは、2019年6月10日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』2019年5月版を発表した。
同リリースでは、敷地面積100~300平米などの条件を満たす新築木造一戸建て住宅について、平均価格の算出と価格の推移分析が行われている。
3ヵ月ぶりに上昇に転じた首都圏
同リリースによると、2019年5月の首都圏全域における新築一戸建て住宅の平均価格は、4017万円となった。前月比ではプラス1.4%となっており、3ヵ月ぶりに上昇に転じたことで4000万円台を回復している。
都県別に見た場合、東京都は前月比プラス1.2%の5216万円となり、2ヵ月連続の上昇をマーク。千葉県もプラス0.7%の3244万円、埼玉県もプラス1.9%の3598万円となり、共に2ヵ月連続の上昇を果たした。神奈川県は、プラス1.4%の4447万円となり、3ヵ月連続で上昇している。
東京カンテイは、首都圏の1都3県全てが2ヵ月連続で上昇を示したことに注目。上昇率こそ大きくはないものの、4月以降の堅調な価格推移を指摘し、市場全体に安定感があると考察している。
兵庫県と京都府が共に反転上昇
2019年5月の近畿圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、3085万円をマーク。前月比ではプラス0.4%となり、上昇へ転じている。兵庫県と京都府が共に反転上昇を示したため、圏全体では緩やかに上昇する結果となった。
中部圏は、マイナス0.1%の3013万円となった。一方、愛知県はプラス0.6%の3447万円となり、3ヵ月連続で上昇している。
福岡県は、前月比はプラス0.9%の2953万円となり、反転上昇を果たした。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 5月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatesintiku201905.pdf