価格変動を「天気マーク」で表示
株式会社東京カンテイは、2019年5月30日、2019年4月度の『中古マンション価格天気図』を発表した。
この『天気図』は、日本全国における中古マンション(ファミリータイプ)の流通事例価格を月ごとに集計し、その価格変動を「天気マーク」で表示したもの。「晴」は価格の上昇傾向を示し、「雨」は下落傾向を示すものとなっている。
「曇」は5地域から10地域へと増加
2019年4月度『中古マンション価格天気図』において、「晴」は24地域から22地域に減少した。天候が改善したのも、17地域から7地域に急激に減少している。逆に、「雨」は2地域から3地域へ、「曇」は5地域から10地域へと、それぞれ増加。横ばいを示した地域も、23地域から29地域へと増え、全国的に弱含みの地域が目立つ結果となった。
三大都市圏や地方中枢4都市においても、価格は軒並み下落を示した。2018年6月から「晴」を維持してきた福岡県も、前月から弱含みが続いた影響を受ける形、11カ月ぶりに「薄日」へ悪化している。その一方で四国地方は、いずれも僅かな価格の下落に留まったため、天候は前月の状態を維持する形となった。
中部圏はそれぞれの県が上昇
『中古マンション価格天気図』の発表では、同時に『都道府県別中古マンション70平米換算価格の推移』も公開されている。
この『推移』によると、首都圏は東京都を除く3県が下落し、平均で1.2%下落。近畿圏も、中心府県がやや弱含んだため、平均では1.1%下落した。対して中部圏は、愛知県で1.0%、岐阜県で1.7%、三重県も0.3%と、それぞれの県が上昇を果たしている。
(画像はプレスリリースより)
2019年4月度 中古マンション価格天気図 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/WR201904.pdf