不正利用検知システム『ARUHIホークアイ 1.0』
アルヒ株式会社は、2019年6月20日、HEROZ株式会社と提携すると発表した。
アルヒは、全期間固定金利住宅ローン『フラット35』の提供などを手がける企業。2019年中に運用開始予定の住宅ローン不正利用検知システム『ARUHIホークアイ 1.0』を構築すべく、HEROZとの提携は行われる。
RPAを活用した懸念案件の自動仕分け開始も予定
アルヒは住宅ローンについて、日本で最も競争力があるラインナップを扱っていると自負。『フラット35』をはじめ、固定金利商品や変動金利商品を幅広く取り扱うと共に、オムニチャネルでの提案も展開している。また、先端技術を駆使して事務処理や審査のスピードなどを向上させてることでも知られる。
住宅ローン事業において同社は、以前から独自の不正利用検知を行ってきた。不正利用が懸念される案件では、審査担当者が慎重な審査を実施。また、RPAを活用した懸念案件の自動仕分け開始も予定している。こうした取り組みの一環として、HEROZとの『ARUHIホークアイ』構築は開始された。
正確な不正検知と工数圧縮を両立
HEROZは、将棋AIなどの開発で知られる。今回の提携では、HEROZの最高峰AI『HEROZ Kishin』を活用。アルヒが保有する過去10年間の住宅ローンの審査情報などを読み込ませ、不正利用懸念案件を検知するシステムとして、『ARUHIホークアイ 1.0』を開発するとしている。
アルヒは『ARUHIホークアイ』により、より正確かつ広範囲な不正検知と、時間および工数圧縮の両立を企図。運用開始後も、順次バージョンアップを実施して検知精度を高めるとしている。
住宅ローン不正利用検知システムの構築に向け、HEROZ株式会社と提携 - アルヒ株式会社
https://www.aruhi-group.co.jp/news/press/20190620