借換えで「変動型」は42.8%から49.2%に増加
住宅金融支援機構は10月2日、「2019年度 住宅ローン借換えの実態調査」の結果を発表した。
2019年4月~2020年3月の期間に住宅ローンの借換えをした人を対象に、インターネットによるアンケート調査を実施し、その結果をとりまとめたもの。回答数は1,000件。
調査によると借換え後の金利タイプは「変動型」増加し、「固定期間選択型」と「全期間固定型」が減少している。
「変動型」は借換え前は全体の42.8%だったのに対し、借換え後は49.2%と6.4ポイントの増加。約半数とが「変動型」となり、構成比で最多を占める。
「固定期間選択型」は借換え前は全体の41.9%だったのに対し、借換え後は40.5%と1.4ポイントの減少。「全期間固定型」も借換え前の15.3%から借換え後は10.3%と5.0ポイント減少した。
低金利・返済額節約を理由に「変動型」へ借換え
金利タイプ別の借換え理由をみると、いずれの金利タイプにおいても「金利が低くなるから」が最も多く、次いで「返済額が少なくなるから」と続く。これらは「変動型」に借換えた人の
一方、3番目に多かったのは「今後の金利上昇や毎月の返済額増加が不安になったから」で、「固定期間選択型」と「全期間固定型」に借換えた人からの回答が目立った。
では、借換えによる返済額の減少分は何に使われているのだろうか。全てのタイプで最も多かったのが「生活費に充てた」。次いで「教育費に充てた」、「貯蓄(住宅リフォームの資金以外)」の順となっている。
(画像は「2019年度 住宅ローン借換えの実態調査」より)
独立財団法人 住宅金融支援機構のプレスリリース
https://www.jhf.go.jp/files/400353823.pdf2019年度 住宅ローン借換えの実態調査
https://www.jhf.go.jp/files/400353821.pdf