2020年9月の東京23区における市場動向
株式会社マーキュリーは、2020年10月19日、『月例新築マンション動向』2020年9月版の速報データを発表した。
『月例新築マンション動向』は、新築分譲マンションの平均価格から前年同月比を算出し、その推移を最新動向として報じているもの。今回発表された速報データは、2020年9月の東京23区における市場動向がまとめられている。
供給戸数が最も多かったのは、江東区
今回発表された速報データによると、2020年9月の東京23区において新築分譲マンションは、1309戸が供給された。
23区中で供給戸数が最も多かったのは、208戸の江東区。同区の新築マンション平均価格は3120万円となり、平均価格変動率は前年同月比でマイナス42%に下落。平均面積については、投資型マンションの供給が半数以上を占めたことを受けて26.86平米となっている。
23区中で新築マンション供給戸数が最も少なかったのは、文京区・品川区・足立区の3区。この3区では、同月に供給そのものが行われていない。
3億円超え物件に牽引された渋谷区
2020年9月の東京23区において、新築分譲マンションの平均価格が最も高かったのは、17599.1万円をマークした渋谷区。同区では、平均価格変動率も前年同月比でプラス93%を達成。供給が発生した行政区の中では、最も高い伸びを示している。
なお、株式会社マーキュリーは渋谷区の活況について、平均価格が3億円を超える『ザコート神宮外苑』『プラウド元代々木町』といった物件が区全体の価格を牽引したと考察している。
(画像はプレスリリースより)
月例新築マンション動向(速報値)2020年9月実績 - 株式会社マーキュリー
https://real-net.jp/速報/月例新築マンション動向9月実績発表 - PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p