平均坪単価として「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2020年10月20日、京王線・新宿駅~布田駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。「現状価格」の集計は、2020年6月から8月までの3ヵ月間に実施されている。
新宿駅、首位の座を維持
同社の今回の発表によると、京王線の新宿駅~布田駅間において、中古マンション価格が最高値をマークしたのは、317万円の新宿駅となった。同駅エリアは、前年と比較すると若干の下落を示したものの、同区間においては首位の座を維持。また、同区間で唯一300万円台の価格も、マークし続けている。
同社は、大幅上昇を示した駅として、220万円の下高井戸駅に着目。同駅エリアは、今期において反転上昇を達成し、またその上昇幅は2桁に達した。さらに同社は、ファミリー向け事例が多い芦花公園駅以西のエリアが、上昇基調を示していることも指摘。特に、上昇幅が拡大して219万円をマークした千歳烏山駅には、注目している。
明大前駅、前期から下落幅が拡大
一方、笹塚駅は平均坪単価が248万円となり、下落へ転じた。同駅エリアは事例数が減少傾向であり、単身者向け事例の割合が増加し。また、226万円の明大前駅も、前期から下落幅が拡大。同駅エリアは、平均築年数が36年まで上昇し、築古事例の割合が増えている。
なお、京王線全線(新宿駅~京王八王子駅)の平均坪単価は、182万円となっている。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/京王線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/800