駅エリアごとの平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2020年10月5日、JR中央線・東京駅~武蔵境駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。「現状価格」の集計は、2020年6月から8月までの3ヵ月間に実施されている。
2期連続の2桁上昇を果たした東京駅
JR中央線・東京駅~武蔵境駅間において、中古マンション価格が最高値をマークしたのは、485万円の四ツ谷駅となった。同駅エリアは、同区間において前年・前々年もトップに立っており、今回もその地位を維持。築年数の上積みが進む中でも上昇を果たした点と、70平方メートルを超えるファミリー向け事例の割合が増加している点に、同社は注目している。
同社はまた、東京駅が2期連続の2桁上昇を果たし、平均坪単価も483万円に達した点に注目。また御茶ノ水駅も、上昇幅こそ縮小したものの上昇を維持し、337万円をマークした点を指摘。これらの駅エリアにおける堅調ぶりが、同路線の平均坪単価を押し上げたと考察している。
前期で下落した高円寺駅、微増に転じる
他の動きとしては、前期で下落した高円寺駅が微増に転じ、235万円をマーク。同駅エリアは、単身者からカップル向け物件が目立ち、平均専有面積も40平米未満で推移している。同路線で平均築年数が最も古い西荻窪駅は、下落基調を示した。
なおJR中央線全線(東京駅~高尾駅)の平均坪単価は、210万円となっている。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/JR中央線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/793