天候、停滞気味。東京カンテイ、「中古マンション価格天気図」2020年9月版を発表

株式会社東京カンテイは、2020年10月27日、プレスリリース『中古マンション価格天気図』の2020年9月版を発表した。

同リリースは、全国の中古マンション（ファミリータイプ）流通事例価格を毎月集計し、その価格変動を「天気マーク」で表示するというもの。「晴」により価格の上昇傾向を、「雨」により下降傾向を、表示している。

今回発表された『中古マンション価格天気図』によると、2020年9月は「晴」が16地域から17地域へと増加した。「曇」は11地域から13地域へ、「小雨」は6地域から7地域へ、それぞれ増加。「薄日」は8地域から6地域に、「雨」は6地域から4地域に、それぞれ減少している。

全国で天候が改善した地域数は14地域から10地域に減少し、悪化も12地域から7地域に減少した。その一方で、横ばいは21地域から30地域へと急増。前月比価格が下落した地域数は、18地域から17地域に減少している。

2020年9月における中古マンション価格の動向として同社は、目立った価格の変動がわずかであることに注目する。変動を示した地域数は極めて少なく、また上昇・下落のトレンドもさほど見られないと指摘。市場は順調に動いているものの、様子見の状況が続き停滞しているとも考察している。

（画像はプレスリリースより）




2020年9月度 中古マンション価格天気図 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/WR202009.pdf