駅エリアごとの平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2020年10月27日、京王線・調布駅~京王八王子駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間の駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2020年6月から8月までの3ヵ月間に実施されている。
事例数のばらつきが目立つ区間
京王線・調布駅~京王八王子駅間において、中古マンション価格が最高値をマークしたのは、190万円の調布駅および府中駅だった。
調布駅は、前期から反転上昇を果たす形で、190万円を達成。平均築年数こそ31年まで上昇したものの、回復基調を示している。一方の府中駅は、鉄道の緩急接続に加えてバス路線も豊富であるにも関わらず、上昇がストップ。190万円で下落を示す結果となった。
同社はこの区間について、事例数のばらつきが目立つことに注目。また、事例数が100件を超える8駅では、築年数の上積みが進んだことも指摘している。
京王線全線の平均坪単価は、182万円
京王線全線(新宿駅~京王八王子駅)における中古マンションの平均坪単価は、182万円となった。前年と比較すると、比率で2.5%、金額で5万円の下落となっている。事例数は、前年より556件減って3178件をマーク。平均築年数は、27.0年から28.5年へと上昇した。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/京王線2 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/803