70平米単位に換算した上で、推移を考察
株式会社東京カンテイは、2020年10月22日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移』の2020年9月版を発表した。
同リリースは、同社のデータベースに登録された中古マンションの売り希望価格を集計・算出し、70平米単位に換算した上でその推移を考察するもの。同社はこのリリースを、毎月発表している。
首都圏の全域がプラスを示した
今回発表されたリリースによると、2020年9月の首都圏における中古マンション価格は、3723万円となった。前年比ではプラス1.2%となり、再上昇によって5ヵ月ぶりに3700万円台を回復している。
都県別で見た場合、東京都は前月比プラス0.8%の5194万円となり、3ヵ月連続の上昇を達成。埼玉県もプラス0.7%の2291万円で、引き続きプラスとなった。神奈川県もまたプラス1.2%の2861万円、千葉県もやはりプラス2.1%の2137万円で、共に1%以上の上昇をマークしている。
同社は、首都圏の全域がプラスを示した点に注目。この上昇が、圏全体の3700万円台回復に繋がったと考察している。
近畿圏、緩やかながらも上昇傾向
2020年9月の近畿圏における中古マンション価格は、2471万円となった。前月比はプラス0.4%となり、緩やかながらも上昇傾向の推移を示している。府県別に見ると、大阪府が前月比プラス0.2%の2651万円となり、再上昇を達成。この大阪エリアの強含みが、圏全体を牽引する結果となった。
中部圏は、前月比マイナス0.5%の1948万円となった。一方、愛知県はプラス0.2%の2082万円をマーク。異なる動きを見せた点に同社は注目しているが、同時に水準自体に大きな変化は生じていないとも考察している。
(画像はプレスリリースより)
三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移 9月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/c202009.pdf