首都圏中古マンション価格0.7%上昇
東京カンテイは1月21日、「『中古マンション70平米価格推移』2020年(年間版)」を発表した。
三大都市圏における中古マンションの価格を70平米に換算し、年代別の推移を集計したデータである。
発表によると2020年における首都圏の70平米平均価格は、前年比0.7%上昇の3734万円。プラス0.7%と緩やかではあるが、上昇傾向を維持している。
都県別の平均価格は、以下の通りとなった。東京都は、同3.3%上昇の5167万円。神奈川県は、同0.3%下落の2872万円。埼玉県は、同0.1%下落の2282万円。千葉県は、同2.8%上昇の2108万円。
東京都での上昇率が、神奈川県や埼玉県の下落をカバーし、圏域平均の価格水準を高めた。
近畿圏の上昇率は5.3%
近畿圏の70平米平均価格は、前年比5.3%上昇の2454万円となった。
都県別の平均価格は以下の通りである。大阪府は、同4.1%上昇の2641万円。兵庫県は、同5.9%上昇の2164万円。
中部圏の70平米平均価格は、同0.6%上昇の1949万円だった。このうち愛知県の平均価格は、同1.2%下落の2080万円。
新型コロナ禍による地域経済への悪影響にリニア中央新幹線の工事進捗の遅れが加わり、実需・投資ニーズが減退し、価格上昇に急ブレーキがかかった。
(画像はプレスリリースより)
株式会社東京カンテイのプレスリリース
https://www.kantei.ne.jp/report/c2020.pdf