前年同期比1.0%減の11万4,892戸
東京カンテイは2月2日、「新築・中古マンションの市場動向レポート(2020年第4四半期)」を発表した。
これによると2020年第4四半期における、全国のマンション市場総戸数(「新築マンション供給数」と「中古マンション流通戸数」を合わせた数値)は、11万4,892戸だった。前年同期比で1.0%減となり、3期連続でマイナスが続いている。
新築マンション供給数は前年同期比2.0%減
マンション市場総戸数のうち、新築の供給数は前年同期比2.0%減の2万3,021戸だった。
新型コロナウイルス感染症拡大により販売活動が自粛され、第2四半期は供給戸数が急減。前年同期比で半減した。市場全体に占めるシェアも9.1%まで落ち込んだが、第3四半期には回復。今期も前年同期とほぼ同水準まで持ち直した。
中古マンション流通戸数は第3四半期を境に低水準へ
マンション市場総戸数のうち、中古マンションの流通戸数は、前年同期比0.7%減の9万1,871戸である。
首都圏の動きに引っ張られて、第3四半期を境に、前年同期の水準を下回る状況が続いている。
首都圏の流通戸数は第2四半期は前年同期比で4.3%減、第3四半期は5.4%減。そして今期は7.6%減と大きく下振れしていることからも、流通戸数の減少度合いが明らかに強まっている。
(画像はプレスリリースより)
株式会社東京カンテイのプレスリリース
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