平均価格の算出およびその推移を考察
株式会社東京カンテイは、2021年2月8日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別/新築小規模木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』の2021年1月版を発表した。
このリリースは、敷地面積が50~100平米未満で最寄り駅から徒歩30分以内といった条件を満たす新築木造物件を対象として、平均価格の算出およびその推移を考察するというもの。同社はこのリリースを、毎月発表している。
2020年12月以来の下落傾向が強まった首都圏
今回の発表によると、2021年1月の首都圏における新築小規模一戸建て住宅の平均価格は、4373万円となった。前月比ではマイナス1.8%となり、2ヵ月連続の下落を示すに至っている。
都県別に見た場合、東京都は前月比マイナス4.3%の4976万円となり、2ヵ月連続で下落。千葉県もマイナス10.0%の3426万円で、3ヵ月連続の下落となった。一方、神奈川県はプラス0.8%の4019万円となり、2ヵ月連続の上昇を達成。埼玉県も、プラス2.0%の3789万円で上昇へ転じている。
首都圏における小規模戸建ての価格について同社は、2020年12月以来の下落傾向が強まったと指摘。エリア全体が下落トレンドに入ったと考察している。
2ヵ月連続の上昇を達成した中部圏
2021年1月の近畿圏における新築小規模一戸建て住宅の平均価格は、3418万円となった。前月比ではマイナス1.8%となり、下落へ転じている。大阪府と兵庫県の下落が、圏域平均価格に影響する結果となった。
中部圏は、前月比プラス0.8%の3879万円となり、2ヵ月連続の上昇を達成。愛知県はマイナス0.3%の3925万円で3ヵ月連続の下落を示したが、下落率は僅かである点を同社は指摘している。
(画像はプレスリリースより)
2021年1月 首都圏の新築小規模一戸建て平均価格はマイナス1.8%の4373万円 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/single_family/847