駅エリアごとの平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2021年3月2日、東武伊勢崎線・獨協大学前駅~太田駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社データベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2020年9月から11月までの3ヵ月間に実施されている。
2年前の水準まで回復を果たした新越谷駅
東武伊勢崎線の獨協大学前駅~太田駅間において、中古マンション価格が最高値をマークしたのは、114万円の新越谷駅。同駅エリアは、前期には2桁におよぶ大幅な下落を示していたが、今期は10%近い上昇へ反転。2年前の水準まで回復を果たしている。
一方、越谷駅は93万円となり、2桁の大幅下落を示した。同駅エリアは、築浅事例の割合が少なく事例数も減少傾向であり、100万円を下回る結果となっている。また獨協大学前駅も下落へ転じ、100万円をマーク。同駅エリアも築古事例が増加しており、平均築年数は路線平均を上回るに至った。
下落基調を示している春日部駅
ファミリー向けが多い同区間において同社は、春日部駅が下落基調を示している点に注目。同駅エリアは、事例数こそ200件以上と豊富だが築浅事例は見られず、平均築年数も30年を突破した。平均専有面積も緩やかながら縮小している点を、同社は指摘している。
なお東武伊勢崎線全線(浅草駅~伊勢崎駅)の平均坪単価は、133万円となった。前年と比較すると、割合で1.6%、価格で2万円上昇している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/東武伊勢崎線2 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/858