売り希望価格を行政区単位に集計・算出
株式会社東京カンテイは、2021年3月24日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移』の2021年2月版を発表した。
このリリースは、同社データベースに登録された中古マンションの売り希望価格を行政区単位に集計・算出し、70平米に換算した上でその推移を考察するというもの。同社はこのリリースを、毎月発表している。
6ヵ月連続の上昇を達成した首都圏
今回発表されたリリースによると、2021年2月の首都圏における中古マンション価格は3892万円となった。前月比ではプラス0.8%となり、6ヵ月連続の上昇を達成している。
都県別で見た場合、東京都は前月比プラス0.6%の5457万円をマークし、8ヵ月連続の上昇を達成。神奈川県もプラス1.1%の2954万円、千葉県もやはりプラス1.2%の2187万円となり、揃って前々月の水準を上回っている。埼玉県も、プラス0.9%の2380万円となり、2020年11月以来の上昇傾向を維持した。
首都圏の1都3県全てが3ヵ月ぶりに価格上昇を示した点に、同社は注目している。
近畿圏と中部圏も上昇を達成
2021年2月の近畿圏における中古マンション価格は、前月比プラス0.7%の2518万円となった。同圏では、大阪府が直近の最高値を上回る2704万円をマークするなど、主要エリアの価格が揃って上昇。圏全体の上昇率も拡大している。
中部圏は、前月比プラス0.9%となる1969万円をマークした。愛知県も、プラス0.8%の2096万円となり、4ヵ月連続の上昇を達成。また2020年3月以来、前年同月比が共にプラスとなっている。
(画像はプレスリリースより)
三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移 2月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/c202102.pdf