首都圏、上昇へ転じる。2021年2月の新築小規模木造一戸建て住宅平均価格不動産投資ニュース.com

首都圏、上昇へ転じる。2021年2月の新築小規模木造一戸建て住宅平均価格

　2021年3月15日 15:30

敷地面積50平米以上～100平米未満の物件が対象

株式会社東京カンテイは、2021年3月10日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別／新築小規模木造一戸建て住宅平均価格月別推移』の2021年2月版を発表した。

このリリースは、「敷地面積が50平米以上～100平米未満」「最寄り駅から徒歩30分以内」といった条件を満たす物件を対象として、平均価格の集計・算出を行うというもの。同社はこのリリースを、毎月発表している。

全体としては未だ下落基調が続く首都圏

今回の発表によると、2021年2月の首都圏における新築小規模木造一戸建て住宅の平均価格は、4385万円となった。前月比ではプラス0.3％となり、3ヵ月ぶりに上昇へ転じている。

都県別に見た場合、東京都は前月比プラス6.6％の5304万円となり、3ヵ月ぶりの反転上昇を達成。千葉県もプラス1.2％の3466万円となり、4ヵ月ぶりの反転上昇を果たした。一方、神奈川県はマイナス4.0％の3858万円となり、3ヵ月ぶりに下落へ反転。埼玉県もマイナス1.1％の3746万円となり、下落へ転じている。

同社は、1月には弱含んでいた首都圏の価格が上昇へ転じたことに注目。同時に、全体としては下落基調が続いているとも考察している。

近畿圏と中部圏、共にマイナス

2021年2月の近畿圏における新築小規模木造一戸建て住宅の平均価格は、3388万円となった。前月比ではマイナス0.9％となり、2ヵ月連続で下落を示している。府県別に見ると、兵庫県はプラスになったものの、大阪府と京都府は下落を示した。

中部圏は、前月比マイナス3.0％の3762万円となり、3ヵ月ぶりの下落へ転じた。愛知県もマイナス3.1％の3803万円となり、4ヵ月連続で下落している。

（画像はプレスリリースより）