平均価格を算出し、その推移を考察
株式会社東京カンテイは、2021年3月10日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』の2021年2月版を発表した。
このリリースは、敷地面積が100~300平米かつ最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内といった条件を満たす新築木造物件を対象として平均価格を算出し、その推移を考察するというもの。同社は、このリリースを毎月発表している。
大きな動きがない首都圏
今回の発表によると、2021年2月の首都圏における新築木造一戸建て住宅の平均価格は、3678万円となった。前月比ではマイナス1.5%となり、3ヵ月ぶりに下落へ転じている。
都県別に見た場合、東京都は前月比マイナス1.9%の4429万円となり、2ヵ月連続で下落。しかし神奈川県は、プラス0.6%の3944万円となり、2ヵ月連続の上昇を果たした。千葉県は、プラス3.7%の3245万円となり、反転上昇を達成。埼玉県は、マイナス2.7%の3279万円となり、反転下落を示している。
今回の首都圏の動きについて同社は、価格の変動は比較的小幅であり、価格水準自体も大きく動いていないと指摘。下落の動きについても、コロナ禍の影響は考えられないと考察している。
大阪府と兵庫県が好調な近畿圏
2021年2月の近畿圏における新築木造一戸建て住宅の平均価格は、3203万円となった。大阪府と兵庫県の好調ぶりも反映し、前月比はプラス2.0%をマーク。2ヵ月連続の上昇を果たしている。
中部圏は、前月比マイナス1.3%の3099万円となった。愛知県もまた、マイナス1.4%の3293万円となっており、共に3ヵ月ぶりに下落へ転じている。
福岡県は、プラス0.1%の3136万円をマークし、反転上昇を達成。前年同月比も、プラス1.9%となった。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 2月 - 株式会社東京カンテイ
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