2月の不動研住宅価格指数、前月比0.85%上昇
日本不動産研究所は4月27日、2月における「不動研住宅価格指数」を公表した。
「不動研住宅価格指数」は首都圏の中古マンションの流通価格を、2000年1月を100として指数化したもの。2011年4月から2014年12月まで東京証券取引所が公表していた「東証住宅価格指数(試験算出)」を引き継ぐデータとして、同研究所が2015年1月から毎月公表している。
指数算出対象エリアは、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の4都県と、それらを総合した首都圏総合の5地域である。
公表によると、2021年2月の首都圏全体における中古マンション価格動向を示す不動研住宅価格指数は、前月比0.85%上昇の96.96ポイントだった。8か月連続で上昇しており、前年同月比でも3.50%の上昇を示した。
東京都の中古マンション価格指数は10か月連続で上昇
地域別の不動研住宅価格指数をみると、東京都が前月比0.66%上昇の107.77ポイント。10か月連続の上昇となった。
神奈川県は同1.77%上昇の89.01ポイントで、前月の下落から上昇へと反転した。
千葉県は同1.40%上昇のは76.55ポイント。8か月連続で上昇が続いている。
埼玉県は同0.58%下降の75.39ポイント。こちらは4か月連続の下落となった。
(画像はプレスリリースより)
一般財団法人日本不動産研究所のプレスリリース
https://www.reinet.or.jp/?p=26051「不動研住宅価格指数」2月値
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