中古マンションの売り希望価格から算出
株式会社東京カンテイは、2019年7月30日は、京成本線の大神宮下駅~京成成田駅間における駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格から、駅ごとの平均坪単価として算出されたもの。同社は同年7月23日、京成本線の日暮里駅~東中山駅における「価格」については、既に発表している。
隣駅・実籾駅の半分である八千代台駅
京成本線の大神宮下駅~京成成田駅間において、中古マンション価格が最高値を示したのは、船橋競馬場駅の116万円だった。しかし同駅について東京カンテイは、取引事例数が20件前後で推移している点を指摘。やはり20件前後の大神宮下駅と共に、個別事例の影響を受けている可能性を示唆している。
この区間において同社は、八千代台駅に注目。同駅エリアの事例数は、同区間では最多の135件をマークした。平均築年数については40年を突破しているが、そのため平均坪単価が隣駅・実籾駅の半分となっており、値頃感があると同社は考察している。
反転上昇を果たした実籾駅
八千代台駅の隣駅である実籾駅は、反転上昇を果たした。築年数が若返ると共に、平均坪単価も2年前の水準となる81万円にまで回復している。
東京カンテイは、京成大久保駅の下落にも着目。同駅エリアは、学生街であるため安めの賃貸物件が多い。中古マンションは築浅の物件が出回らず、平均築年数が大きく上積みされた結果として、下落幅の拡大を招いたと考察している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/京成本線2 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/628