売り希望価格から平均坪単価を算出
株式会社東京カンテイは、2019年7月23日、京成本線の日暮里駅~東中山駅間における駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、平均坪単価として算出されたもの。「現状価格」の集計は、2019年1月から3月までの3ヵ月間に行われている。
最高値を示したのは、日暮里駅
京成本線の日暮里駅~東中山駅間において、中古マンション価格が最高値を示したのは、日暮里駅だった。JR東日本各線に加えて東京都交通局の日暮里・舎人ライナーも乗り入れる同駅は、2年前より27万円も上昇し、263万円をマーク。平均築年数も10年台半ばで推移しており、平均専有面積も拡大傾向にある点を、東京カンテイは評価している。
同社はまた、お花茶屋駅が150万円をマークして上昇を見せた点にも着目。同駅エリアは、築年の上積みは見られるものの、200件前後の取引が安定的に推移している。また同社は、京成高砂駅の動きも指摘。同駅は、地域協働の街づくりが進められているが、平均坪単価は反動減で144万円となっている。
全線における平均価格は、129万円
なお、京成上野駅から成田空港駅に至る京成本線全線における中古マンションの平均価格は、129万円となった。前年と比べると、価格で7万円、割合で5.9%の上昇を果たしている。事例数は、前年より222件減って1909件をマーク。平均築年数は、前年25.1年から25.7年となった。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/京成本線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/625