中古木造物件を対象として、平均価格を算出
株式会社東京カンテイは、2019年8月8日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』2019年7月版を発表した。
同リリースでは、「敷地面積が100~300平米」や「最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内」といった条件を満たす中古木造物件を対象として、平均価格の算出やその推移の考察を行っている。
東京都以外の県はいずれも上昇した首都圏
2019年7月の首都圏における中古一戸建て住宅価格は、3409万円となった。前月比ではプラス1.7%となり、2ヵ月連続の上昇をマーク。東京カンテイは、圏全体としては強含み傾向を継続したと評価している。
都県別に見た場合、東京都は前月比マイナス4.2%の5214万円となり、下落へ転じた。しかし神奈川県は、プラス3.0%の3697万円となり、2ヵ月連続の上昇を達成。千葉県も、プラス2.2%の2139万円となり、4ヵ月ぶりに上昇へ転じている。埼玉県もやはり、プラス1.8%の2459万円となり、3ヵ月連続の上昇をマークした。
東京カンテイは、東京都以外の県がいずれも上昇を達成した点に注目。この上昇が、首都圏の平均値を上昇させ、圏の強含み傾向を継続させたと考察している。
近畿圏・中部圏・福岡、いずれも下落
2019年7月の近畿圏における中古一戸建て住宅価格は、2496万円となった。前月比ではマイナス5.8%となり、3ヵ月ぶりに下落へ転じている。
中部圏の平均価格は、前月比マイナス1.7%の2194万円となり、4ヵ月連続で下落。しかし愛知県は、プラス1.4%の2835万円となり、2ヵ月連続の上昇をマークしている。
福岡県は、マイナス5.3%の2013万円となり、3ヵ月ぶりに下落へ転じた。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 7月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatecyuko201907.pdf