売り希望価格をもとに、平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2019年9月3日、JR山手線の高田馬場駅~秋葉原駅間における駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、駅ごとの平均坪単価として算出されたもの。なお東京カンテイは、同年8月27日に山手線・新橋駅~新大久保駅間の駅別価格も発表している。
最高値を示したのは、374万円の秋葉原駅
山手線の高田馬場駅~秋葉原駅間において、駅別中古マンション価格が最高値を示したのは、374万円の秋葉原駅だった。JR・東京メトロ・つくばエクスプレスが乗り入れる接続駅である秋葉原駅は、前年の335万円から2桁もの上昇をマーク。平均築年数についても、同路線内では最も浅い14年前後で推移している。
同区間内で事例数が最も多かったのは、600件を超えた池袋駅。平均専有面積も40平米前後で推移しており、緩やかな上昇継続を示した。また、駒込駅から日暮里駅までの各駅および上野駅は、反転上昇をマーク。特に日暮里駅は、7%台の上昇を示し、平均坪単価も262万円に達している。
2桁の下落を示した目白駅
山手線・高田馬場駅~秋葉原駅間について東京カンテイは、全体として上昇が目立つことを指摘。しかしその中にあって、目白駅が2桁の下落を示した点に注目している。築年の上積みが進んだ同駅は、300万円に迫る上昇を達成した前期から、266万円へと下落した。
なお山手線全線における平均坪単価は、320万円となっている。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/JR山手線2 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/638