空室率、3か月連続で1%を下回る
ジョーンズ ラング ラサール(JLL)は9月10日、2019年8月末時点の「東京Aグレードオフィス空室率・賃料」を発表した。
JLLの発表によると、8月時点における東京Aグレードオフィスの空室率は、前月比で横ばいの0.7%だった。前年同月比では1.2ポイントの低下となり、3か月連続で1%を下回っている。
既存ビルの空室が少ないため、将来の供給予定ビルが需要を吸収している状況が、依然として続いている。しかしながら、吸収ペースは減速の兆しがみえてきた。
月額賃料の坪単価は3万9407円
8月時点における月額の平均賃料は、坪当たり3万9407円(共益費込)だった。前月比で0.1%の上昇、前年同期比では5.3%の上昇を示し、5か月連続で年間上昇率が5%を上回っている。
8月期の上昇率が5%超を示したのは、恵比寿を含むサブマーケットが上昇をけん引したためと考えられる。
なお、JLLが示す東京Aグレードオフィスとは、東京の中心業務地区である「千代田区」、「中央区」、「港区」、「新宿区」、「渋谷区」において、1990年以降に完成した、延床面積3万平米以上、基準階面積1000平米以上の、新耐震基準に適合したものをいう。
(画像はプレスリリースより)
ジョーンズ ラング ラサール株式会社のプレスリリース
https://www.joneslanglasalle.co.jp/