9月中古マンションの成約価格は3463万円
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は10月10日、2019年9月度の「月例マーケットウオッチ」を発表した。
これによると9月の首都圏における中古マンションの成約件数は、3589件だった。前年同月比で10.6%増の2ケタ増となり、9月としては1990年の東日本レインズ発足以降、過去最高を記録した。
成約平米単価は、前年同月比4.7%上昇の53万7900円だった。成約価格も5.2%上昇の3463万円となり、どちらも8か月連続で前年同月を上回っている。
地域別の成約件数では「神奈川県他」を除く各地域が前年比で増加し、「東京都区部」は8か月連続で前年同月を上回った。
成約平米単価は「多摩」を除く各地域が、前年同月比で上昇している。「東京都区部」は9か月連続で前年同月を上回っており、「横浜・川崎市」は4か月ぶりに前年同月を上回った。
9月の中古戸建住宅の成約価格は3091万円
9月の中古戸建住宅の成約件数は、1254件だった。前年同月比で15.0%増と、2か月連続で2ケタ層となっている。
成約価格は、前年同月比1.5%上昇の3091万円。3か月振りに前年同月を上回った。
地域別の成約件数はすべての地域が前年同月比で増加しており、東京都区部は6か月連続で前年同月を上回っている。
成約価格は「多摩」と「千葉県」を除く各地域が前年比で上昇。「埼玉県」は8か月連続での上昇となった。
(画像は月例マーケットウオッチ:2019年9月度より)
月例マーケットウオッチ:2019年9月度-公益財団法人東日本不動産流通機構
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/mw/mw_201909_summary.pdf