売り希望価格を集計・算出し、70平米に換算
株式会社東京カンテイは、2019年10月24日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移』の2019年9月版を発表した。
ここでの「価格」は、同社データベースに登録された中古マンションの売り希望価格を行政区単位で集計・算出した上で、70平米に換算したもの。
東京都と神奈川県、大幅上昇
2019年9月の首都圏における中古マンション価格は、3727万円となった。前月比ではプラス0.6%となり、3ヵ月連続の上昇を果たしている。
都県別に見た場合、東京都は前月比プラス2.7%の5165万円、神奈川県もプラス3.2%の2937万円となり、共に大幅な上昇をマーク。一方、埼玉県はプラス0.7%の2285万円、千葉県はマイナス0.2%の2056万円となっている。
東京都と神奈川県の大幅上昇について東京カンテイは、東京都は区部の強含みを、神奈川県は横浜市の事例シェア拡大を、それぞれ要因として指摘している。
近畿圏、横ばい。中部圏、3ヵ月連続で上昇。
2019年9月の近畿圏における中古マンション価格は、2367万円となった。前月比では横ばい状態となっているが、前年同月比ではプラス6%~7%の水準を保っている。
中部圏は、前月比プラス2.1%の1988万円をマークし、3ヵ月連続の上昇を果たした。さらに愛知県は、プラス23.9%の2183万円となり、大幅な上昇を達成。集計開始以来の最高値を更新するに至っている。
(画像はプレスリリースより)
三大都市圏・主要都市別/中古マンション70㎡価格月別推移 9月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/c201909.pdf