中古マンションの価格変動を、天気で表示
株式会社東京カンテイは、2019年10月29日、2019年9月度の『中古マンション価格天気図』を発表した。
この『天気図』は、中古マンション(ファミリータイプ)の流通事例価格を月毎に集計し、その価格変動を天気マークで表示したもの。価格の上昇は「晴」、下落は「雨」といった形で、表示されている。
天候が改善した地域数、大幅に増加
2019年9月の『天気図』では、「晴」が11地域から17地域へと増加し、過去最多をマークした。しかしその一方で、「雨」も2地域から5地域へ増加。「曇」「小雨」「薄日」は、いずれも減少している。
天候が改善した地域数は、7地域から16地域と大幅に増加した。悪化した地域は、前月から変わらず15地域。横ばいは、25地域から16地域へと減少している。
東京カンテイは9月度の動きについて、全国的に継続していた弱含みの傾向が、和らいだことを指摘。特に地方圏で価格の回復が見られ、東日本では青森県・秋田県・栃木県、西日本では広島県・佐賀県・大分県などでの天候改善に、注目している。
千葉県以外の地域で強含みを見せた首都圏
三大都市圏の動きとしては、首都圏が千葉県以外の地域で強含みを見せた。埼玉県は「薄日」から「晴」へと改善を果たし、神奈川県も価格が3000万円に迫っている。
近畿圏は、中心府県が軒並み強含みの傾向を見せ、特に京都府は5.3%の上昇を果たした。中部圏では、静岡県が「薄日」から「曇」への悪化を示すも、圏平均は2.1%上昇している。
(画像はプレスリリースより)
2019年9月度 中古マンション価格天気図 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/WR201909.pdf