駅エリアごとの平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2019年11月19日、東京メトロ東西線の中野駅~木場駅間における駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格より、道路線の駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。「現状価格」の集計は、2019年5月から7月までの3ヵ月間に実施されている。
横ばいあるいは下落基調の駅が目立つ
東京メトロ東西線の中野駅~木場駅間において、中古マンションの平均価格が最高値をマークしたのは、409万円の九段下駅となった。同駅エリアは、事例数こそ最少の80件程度で推移してものの、築浅事例の割合は増加しており、2年連続の2桁上昇を果たしている。
同区間における他の駅エリアについては、横ばいあるいは下落基調の駅が目立つと、東京カンテイは指摘する。下落した駅としては、215万円をマークした落合駅に注目。同駅エリアは、築古物件の事例数が増加し、平均築年数も35年を超えたため、前期から下落幅が拡大したと考察している。
平均専有面積が拡大した早稲田駅
横ばいを示した駅として東京カンテイは、早稲田駅に注目。同駅エリアは、平均坪単価は横ばいが続いているが、広めの物件の割合は増加。平均専有面積が、50平米台にまで拡大している。
逆に高田馬場駅は、平均専有面積は43平米となり、直近の2年間でコンパクト化の傾向を示した。しかし平均価格は、前年の289万円から281万円へと微増している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/東京メトロ東西線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/671