売り希望価格を行政区単位で集計・算出
株式会社東京カンテイは、2019年11月21日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移』の2019年10月版を発表した。
同リリースは、同社データベースに登録された中古マンションの売り希望価格を行政区単位で集計・算出した上で、70平米に換算してその推移を考察したもの。
首都圏の中古マンション価格、3682万円
同リリースによると、2019年10月の首都圏における中古マンション価格は、3682万円となった。前月比はマイナス1.2%となり、下落へ転じている。
都県別に見た場合、東京都は前月比マイナス2.7%の5023万円となり下落。神奈川県も、マイナス2.8%の2854万円となった。しかし埼玉県と千葉県は、小幅ながらプラスをマーク。特に埼玉県は、緩やかな上昇傾向の推移を見せている。
なお東京カンテイは、東京都の下落については築古事例の増加を、神奈川県については横浜市・川崎市以外の事例増加を、それぞれ要因として指摘している。
中部圏と愛知県が下落
2019年10月の近畿圏における中古マンション価格は、前月比プラス0.1%で2369万円となった。府県別では、大阪府が横ばい状態を示す一方、兵庫県が再上昇の動きを見せている。
中部圏の価格は、前月比マイナス3.2%で1925万円となった。愛知県もまた、マイナス4.6%の2082万円となり、大幅に下落。この下落について東京カンテイは、名古屋市の築古事例と愛知県以外の事例増加を、要因として指摘している。
(画像はプレスリリースより)
三大都市圏・主要都市別/中古マンション70㎡価格月別推移 10月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/c201910.pdf