駅エリアごとの平均坪単価として「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2019年12月3日、東京メトロ南北線・目黒駅~市ヶ谷駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社データベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同路線の駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。「現状価格」の集計は、同年5月から7月までの3ヵ月間に実施されている。
500万円の大台は守った六本木一丁目駅
東京メトロ南北線の目黒駅~市ヶ谷駅間において、中古マンション価格が最高値をマークしたのは、530万円の六本木一丁目駅だった。同駅エリアは、2018年と比較すると若干のマイナスを示したものの、500万円の大台は守った形となっている。
同区間において東京カンテイは、目黒駅の好調ぶりに注目。事例数が600件を超え、築浅物件の割合も増加した同駅エリアは、今期の平均坪単価が359万円に達している。同社はまた、487万円の白金台にも着目。ファミリー向け物件は増加した同駅エリアは、2年間で63万円の上昇を果たした。
全線における平均価格は、354万円
永田町駅は今期、大きな伸びを示して492万円をマークした。しかしこの動きについて東京カンテイは、同駅エリアは事例数が30件程度と少ないため、変動幅が大きい点を指摘している。
なお東京メトロ南北線全線(目黒駅~赤羽岩淵駅)における中古マンションの平均価格は、354万円となった。2018年と比較して、金額で9万円、割合で2.7%の上昇を果たしている。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/東京メトロ南北線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/675