エリア別に集計、価格の推移についても考察
株式会社東京カンテイは、2020年1月9日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』の2019年12月版を発表した。
同リリースは、敷地面積100~300平米かつ最寄り駅から徒歩30分以内といった条件を満たす中古木造物件を対象として、平均価格を集計したもの。集計はエリア別に実施され、価格の推移についても考察されている。
上昇傾向を示していた首都圏が、一気に弱含み
2019年12月の首都圏における中古一戸建て住宅価格は、3334万円となった。前月比ではマイナス2.0%となり、下落へ転じている。
都県別に見た場合、東京都は前月比マイナス0.2%の5536万円となり、3ヵ月ぶりに下落へ転じた。神奈川県も、マイナス2.2%の3388万円となり、反転下落をマーク。埼玉県も、マイナス4.9%の2404万円となり、やはり3ヵ月ぶりに反転へ転じた。千葉県は、プラス3.2%の2236万円となり、反転上昇を果たしている。
東京カンテイは、10月から11月は上昇傾向を示していた首都圏が、千葉県を除いて一気に弱含み傾向となったことに、注目している。
福岡県、前年同月比がマイナス12.4%
2019年12月の近畿圏における中古一戸建て住宅価格は、2550万円となっている。前月比はプラス0.1%となり、反転上昇を達成した。兵庫県と京都府の反転上昇によって圏全体も上昇を果たした形だが、現段階では上昇基調とは言えないと東京カンテイは考察している。
中部圏は、前月比マイナス1.7%の2261万円となり、2ヵ月連続の下落をマーク。愛知県も、マイナス1.2%の2778万円となり、2ヵ月連続の下落を示している。
福岡県は、前月比マイナス7.0%の1909万円となり、3ヵ月連続で下落。また前年同月比では、マイナス12.4%と大きな下落を示した。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 12月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatecyuko201912.pdf