売り希望価格から平均価格を算出
株式会社東京カンテイは、2020年3月24日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移』の2020年2月版を発表した。
同リリースは、同社データベースに登録された中古マンションの売り希望価格から行政区単位で70平米の平均価格を算出し、その推移を考察するというもの。同社は、このリリースを毎月発表している。
都における強含みが、上昇に繋がった
同リリースによると、2020年2月の首都圏における中古マンション70平米価格は、3824万円となった。前月比ではプラス2.9%となり、前々月の水準を上回る上昇を達成している。
都県別で見た場合、東京都が前月比プラス0.8%の5103万円、千葉県もプラス0.8%の2084万円となり、上昇を継続。また神奈川県も、プラス0.5%の2861万円をマークして、やや持ち直す形となった。埼玉県はマイナス0.1%の2255万円となったが、下落率は小幅に留まっている。
首都圏における動きについて東京カンテイは、東京都の影響を指摘。都における強含みや事例シェア拡大が、上昇に繋がったと考察している。
近畿圏、大阪エリアが平均を押し上げる
2020年2月の近畿圏における中古マンション70平米価格は、2441万円となった。前月比ではプラス1.4%となり、5ヵ月にわたる連続上昇を達成。この結果について東京カンテイは、主要な行政区は軒並み弱含みとなったものの、大阪エリアが圏平均を押し上げたと考察している。
中部圏は、前月比マイナス1.6%の1925万円という結果となった。愛知県もまた、マイナス2.1%の2082万円となって下落。圏域の中心部ほど、大きな下げ幅を示している。
(画像はプレスリリースより)
三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移 2月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/c202002.pdf