不動産投資の動向などについてまとめる
シービーアールイー株式会社(以下「CBRE日本」)は、2020年4月9日、レポート『日本のインバウンド&アウトバウンド投資2019年(In and Out JAPAN 2019)』を発表した。
CBRE日本は、米国ロサンゼルスを本拠とする投資顧問会社・CBREグループの日本法人。同レポートは、海外投資家による日本への不動産投資の動向などについて、まとめたものとなっている。
プラス91%という大幅な増加ぶり
同レポートによると、2019年における海外投資家の日本への不動産投資額は、88億ドル(円換算:9550億円)となった。前年度と比較すると、プラス91%という大幅な増加ぶりを見せている。
投資額を国・地域別に見た場合、オーストラリアなどの太平洋地域を除くほぼ全ての地域において、日本への投資額は増加。特にアジア圏の増加は著しく、全投資額の45%を占めた。また、韓国投資家がその約4割を占めている。
投資主体別で投資額を見ると、額が最大となったのは44億ドル(4860億円)の「不動産ファンド」で、全投資額の51%を占めた。次点には28億ドルで「機関投資家」がつけている。
住宅・物流施設・ホテルにおいて投資額が増加
アセットタイプ別で投資額を見ると、住宅・物流施設・ホテルにおいて投資額が増加。この結果についてCBRE日本は、「マーケットが終盤にさしかかっている」と考える投資家が増え、安定した収益を見込める物件への投資意欲が上昇したと考察している。
同社は今後も、最適かつ的確な不動産ソリューションを中立的な立場で提供するとしている。
(画像はプレスリリースより)
「日本のインバウンド&アウトバウンド投資2019年」を発表 - シービーアールイー株式会社
https://www.cbre.co.jp/