前年同月比35.8%減と大幅な落ち込み
新築分譲マンションの市場動向調査などを行う不動産経済研究所は4月16日、2020年3月度の「首都圏のマンション市場動向」を発表した。
市場動向によると、3月に首都圏にて発売された新築マンションは2142戸だった。新型コロナウイルスの影響が出はじめ、前年同月比で35.8%減と大幅に減少している。
地域別の発売戸数をみると、東京23区が前年同月比30.6%減の1074戸、都下が同53.4%減の146戸。神奈川県は同23.3%減の646戸。埼玉県は同68.2%減の98戸、千葉県は同45.4%減の178戸となっている。なお、首都圏における東京都全体の販売シェアは57.0%だった。
新規発売戸数に対する契約率は、前年同月比で2.2ポイント下落の70.0%である。
マンション平均価格は6156万円
マンションの1戸当たりの平均価格は、前年同月比6.0%下落の6156万円。平米当たり単価は、同2.7%上昇の97.3万円だった。
即日完売物件は、神奈川県相模原市中央区の「THEパームス相模原パークブライティア5期 2次」(平均価格5796万円)の、1物件2戸だった。
なお、2020年4月の発売戸数は、1000戸の見込みである。
(画像はプレスリリースより)
株式会社不動産経済研究所のプレスリリース
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