平均賃料の算出およびその推移を考察
株式会社東京カンテイは、2020年5月14日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移』の2020年4月版を発表した。
このリリースは、同社のデータベースに登録された分譲マンションの月額募集賃料を行政区単位に集計し、平均賃料の算出およびその推移を考察したもの。同社はこのリリースを、毎月発表している。
僅かながら強含んだ首都圏
同リリースによると、2020年4月の首都圏における分譲マンションの平均賃料は、3053円/平米となった。前月比ではプラス0.1%となり、僅かながら強含む結果となっている。
都県別に見た場合、東京都は前月比-0.1%の3666円/平米、埼玉県はプラス0.1%の1748円/平米となり、共に横ばいに近い動きを見せた。神奈川県は、築浅事例が増加したことでプラス1.1%の2313円/平米をマークし、上昇傾向を維持。千葉県は、逆に築浅事例が減少したことでマイナス2.1%の1639円/平米となり、3ヵ月ぶりに下落へ転じている。
大阪エリアが近畿圏を牽引
2020年4月の近畿圏における分譲マンションの平均賃料は、1966円/平米となった。大阪エリアが賃料水準・事例シェアの両面で牽引したことを受け、前月比はプラス3.1%をマーク。3ヵ月連続の上昇を果たしている。
中部圏は、前月比マイナス0.7%の1743円/平米で下落。愛知県もまた、マイナス0.8%の1784円/平米で下落。しかし共に、平均築年数が同程度であった2019年11月の数値を30円以上も上回った。
(画像はプレスリリースより)
三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移 4月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/T202004.pdf