条件を満たす中古木造物件を対象として算出
株式会社東京カンテイは、2020年5月11日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』の2020年4月版を発表した。
同リリースは、敷地面積100~300平米かつ最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内といった条件を満たす中古木造物件を対象として、平均価格の算出およびその推移を考察したもの。同社は、このリリースを毎月発表している。
東京都の下落が全体を押し下げた首都圏
2020年4月の首都圏における中古一戸建て住宅の平均価格は、3197万円となった。前月比ではマイナス4.2%となり、下落へ転じている。
都県別に見た場合、東京都は前月比マイナス9.9%の4852万円となり、10%を超える上昇を示した前月とは打って変わって下落した。千葉県も、マイナス3.6%の2146万円で反転下落をマーク。埼玉県も、マイナス1.3%の2430万円で2ヵ月連続の下落となっている。一方、神奈川県はプラス1.6%の3480万円で上昇へ転じた。
首都圏の動きについて東京カンテイは、東京都の下落が圏全体の数値を押し下げたと考察。また、全体的に下落傾向へ転じたとまとめている。
反転上昇を達成した中部圏・福岡県
2020年4月の近畿圏における中古一戸建て住宅の平均価格は、2534万円をマーク。前月比はマイナス3.1%となり、下落へ転じている。主要3府県では、大阪府のみが上昇を果たした。
中部圏は、前月比プラス0.3%の2299万円となり、反転上昇を達成。愛知県もまた、プラス0.3%の2773万円で上昇へ転じている。
福岡県は、前月比プラス6.8%の2213万円をマークし、3ヵ月ぶりに上昇を果たした。また前年同月比では、プラス14.8%をマークしている。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 4月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatecyuko202004.pdf