首都圏、下落が継続。「中古マンション70平米価格月別推移」2020年4月版

株式会社東京カンテイは、2020年5月21日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別／中古マンション70平米価格月別推移』の2020年4月版を発表した。

ここでの「価格」は、同社データベースに登録された中古マンションの売り希望価格を行政区単位に集計・算出し、70平米に換算して表記したもの。同リリースは、この「価格」の推移を考察する内容となっている。

2020年4月の首都圏における中古マンションの70平米価格は、3701万円となった。前月比ではマイナス1.3％となり、下落が継続する結果を示している。

都県別に見た場合、東京都では前月比プラス0.7％の5139万円となり、再上昇をマーク。しかし、神奈川県はマイナス1.8％の2863万円、埼玉県もマイナス2.3％の2247万円、千葉県もやはりマイナス2.0％の2062万円となり、いずれも下落を示した。

首都圏の下落について東京カンテイは、東京都の事例シェア縮小に加えて、周辺3県における築古事例の増加が、要因であると考察している。

2020年4月の近畿圏における中古マンションの70平米価格は、前月比マイナス0.7％の2427万円となった。大阪府や兵庫県で築古事例が増加したことなどが影響し、12ヵ月ぶりに下落へ転じている。

中部圏は、前月比マイナス1.2％の1946万円をマーク。愛知県も、マイナス1.0％の2075万円となった。

（画像はプレスリリースより）




三大都市圏・主要都市別／中古マンション70平米価格月別推移 4月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/c202004.pdf