5月の発売戸数は82.2%の大幅減
不動産経済研究所は6月18日、2020年5月度の「首都圏のマンション市場動向」を発表した。
これによると、5月の首都圏におけるマンションの発売戸数は、393戸だった。新型コロナウイルスの感染拡大が大きな影響を及ぼしており、前年同月比で82.2%と大幅に減少。過去最低を更新した。
契約率は前年同月比で12.3ポイント上昇の72.3%。3か月連続で上昇している。
地域別の発売戸数をみると、東京都区部が前年同月比69.6%減の235戸、都下が同89.8%減の35戸、神奈川県は同83.4%減の79戸、埼玉県は同91.3%減の24戸、千葉県は同93.9%減の20戸となっている。
マンション平均価格は6.4%上昇の6485万円
1戸当たりの平均価格は、前年同月比6.4%上昇の6485万円。平米当たり単価も同21.3%上昇し、108.4万円だった。
地域別の1戸当たり平均価格は、東京都区部が前年同月比1.2%下落の8725万円、都下が同26.1%下落の4159万円、神奈川県は同0.5%下落の5064万円、埼玉県は同26.7%下落の6311万円、千葉県は同17.0%下落の3880万円となっている。
即日完売物件はなかった。5末時点の販売在庫数は、前月末比22戸減の7773戸。2020年6月の発売戸数は、1000戸の見込みである。
(画像はプレスリリースより)
株式会社不動産経済研究所のプレスリリース
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