平均価格の集計およびその推移を考察
株式会社東京カンテイは、2020年6月9日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』の2020年5月版を発表した。
同リリースは、敷地面積100~300平米かつ最寄り駅から徒歩30分以内といった条件を満たす新築木造物件を対象として、平均価格の集計およびその推移の考察を行うもの。同社は、このリリースを毎月発表している。
価格下落に一服感が現れ始めた首都圏
2020年5月の首都圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、3771万円となった。前月比ではプラス0.5%となり、3ヵ月ぶりに上昇へ転じている。
都県別に見た場合、東京都は前月比マイナス2.3%の4388万円となり、3ヵ月連続で下落。しかし、神奈川県はプラス1.8%の4086万円、千葉県もプラス2.7%の3209万円、埼玉県もやはりプラス1.6%の3384万円となり、いずれも反転上昇を果たした。
首都圏において東京カンテイは、東京都以外の3県が上昇へ転じた点に着目。コロナ禍による影響が続く中でも、価格下落に一服感が現れ始めたと考察している。
3ヵ月ぶりに上昇へ転じた近畿圏
2020年5月の近畿圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、3196万円となっている。前月比ではプラス2.0%となり、3ヵ月ぶりに反転上昇を果たした。
中部圏の平均価格は、前月比マイナス0.9%の3077万円となり、2ヵ月連続で下落。一方、愛知県は反転上昇を果たし、プラス0.6%の3263万円をマークしている。
福岡県は、プラス0.9%の3122万円と反転上昇を達成。前年同月比も、プラス5.7%に達している。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 5月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/single_family/749