駅エリアごとの平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2020年6月9日、京急大師線および横浜高速鉄道みなとみらい線の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。「現状価格」の集計は、2019年10月から12月までの3ヵ月間に実施されている。
港町駅、築年数の上積みにより下落
京急大師線全線(京急川崎駅~小島新田駅)における中古マンションの平均価格は、前年より10万円上昇して183万円となった。事例数は、前年より66件減って308件をマーク。平均築年数は前年の17.3年から16.1年へと若返り、平均専有面積も58.04平米から61.04平米へと拡張している。
同路線で最高値をマークしたのは、249万円の京急川崎駅。同駅エリアは、前年の257万円よりは下落したが、前々年の243万円は凌ぐ結果となった。東京カンテイは、反転下落した港町駅に着目。同駅エリアは、築浅でファミリー向けの物件が多いが、築年数の上積みによって今期は下落に至っている。
みなとみらい駅、最高値383万円をマーク
横浜高速鉄道みなとみらい線(横浜駅~元町・中華街駅)における中古マンションの平均価格は、前年より18万円上昇して251万円となった。事例数は、前年より27件減って859件をマーク。平均築年数は20.4年、平均専有面積は60.27平米となっている。
同路線において東京カンテイは、みなとみらい駅の好調ぶりに注目。築浅でファミリー向け物件が多い同駅エリアは、今期も事例数が増加し、同路線で最高値となる383万円をマークしている。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/京急大師線、横浜高速鉄道みなとみらい線 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/752