駅エリアごとの平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2020年7月21日、東急東横線・渋谷駅~新丸子駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格から、駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2020年3月から5月までの3ヵ月間に実施されている。
2年前から84万円の上昇を果たした代官山駅
東急東横線の渋谷駅~新丸子駅間において、中古マンション価格が最高値をマークしたのは、565万円の代官山駅となった。同区間においてファミリー向け物件の多さが目立つ同駅エリアは、前期の9%に続いて今期も7%の伸びを達成。2年前と比較して84万円の上昇を果たすなど、好調を維持している。
上昇傾向にあるエリアとして東京カンテイは、中目黒駅に注目。同駅エリアは、築浅事例の割合が増えたために、今期は反転上昇を達成した。平均坪単価は376万円となり、上昇幅も2桁に到達。事例数については、300件前後で推移している。
学芸大学駅以南のエリアは下落基調
一方で多摩川駅と新丸子駅は、築古事例の増加により前期から下落幅が拡大。また、学芸大学駅以南のエリアは下落基調を示しており、築年数の上積みが進んだ自由が丘駅と田園調布駅も下落へ転じている。
なお東急東横線全線(渋谷駅~横浜駅)の平均坪単価は、252万円となった。1年前と比較して、割合で1.9%、金額で5万円上昇している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/東急東横線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/768